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by biturbo93
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孤高のロックバンド Thin Lizzy

新宿3丁目で降りて、楽器屋KEYの前をとおり新宿厚生年金会館につきました。
時は既にヘヴィメタ全盛期。「Thunder and Lightning」という見事にヘヴィメタなアルバムから聞くことになった人も多いでしょうが、さすがラストツアーということで新興ヘヴィメタバンドよりは若干年零層が高い感じになっています。なんせ、解散を前にフィル・リノットが白羽の矢をたてたリードギタリストはタイガーズ・オブ・パンタンというNWBOHMにて登場したバリバリのメタルバンド(言うほど曲はヘヴィではない)から来たジョン・サイクスです。個人的には以前に「Crazy Nights」というアルバムを聞いて「Running Out of Time」「Raised on Rock」等はバンドの音がスカスカながらギターは気に入り、その後「Love Potion Number 9」のプロモでミリタリー着て弾いてる姿を見てカッコイイと憎からず思っていたんです。「Thunder and Lightning」は確かにそれまでと比べるとアリバムタイトルが示すとおりにヘヴィすぎるきらいはありますが、楽曲としては「Sun Goes Down」やリジィらしいツインの聞ける「Baby Please Don't Go」など良い曲はありますし、なんというかアルバム全体を通して漂う物悲しさというかヘヴィながらも沈痛な感じで心に響くものがありました。それはラストアルバムなんだという感慨だけではなく、フィル・リノットが自分自身の創り上げた愛するバンドに対しての暴力的なレクイエムといった感さえ受けました。とは言ってもジョン・サイクスは流石にアルバムだけを聞くとゲイリー・ムーアがシン・リジィで発散しきれずに自分のプロジェクトやソロになってから弾きまくったようなギターをまんま(というと語弊があるかもしれないが)リジィに持ち込んだような部分で旧来からのファンは批判的になったと思いますし、ある意味アッシ自身もそういう目を少なからず持ちながらこの日を迎えました。
 しかししかし、シン・リジィの初体験はそんな評論的な意見などふっとばすほどカッコイイ!ただただカッコイイ!の一言でした。新宿厚生年金小さすぎます。このバンドはもっともっとデカイホールが似合います。ハコがハコだし音もデカクてヘヴィなんでギンギンに耳に突き刺さってくる感じだったことに加え、ジョン・サイクスのギターは本当にキンキンしてて明らかに今までのシン・リジィの音とは違うであろうヘヴィメタルさを醸し出してましたが、フロント3人のカッコ良さは本当に筆舌に尽くしがたいものがありました。ステージ手前にPAモニターが4つ並んでいたのですが、その4つに3人が足をかけて上ったときが本当にカッコイイ!。その状況を絵で書くように説明したいのですが分かってもらえるかな?。4つのPAモニターの一番左と中左にジョン・サイクスが脚をかけてまたぎ、一番右と中右にスコット・ゴーハムが脚をかけてまたぎ、中左と中右にあの独特の高い位置にベースを掛けたフィル・リノットが脚をかけて跨ぐという、3人大股開きでのっかている後ろからライティングが!。もう、足長すぎです、皆さん!。その姿をフィル・リノットが先頭をきる三銃士といった感じで、真中の精悍で細くて長くて大きい黒い肌の両横にクリクリ金髪長髪長足とサラサラ長髪長足を従えるという図式で。この図がカッコ良くてカッコ良くて、ジョン・サイクスだからこそ(長身長足長髪)、この図にハマルんだーって感じて一気にジョン・サイクスOK!になっちゃいました。いやあ、だからこそライブを見るまでは分からないんですよ、ロックバンドの真の姿は。この構図のためにフィルはサイクス君を選んだんじゃないの?と思ってしまうくらいのカッコ良さです。大半が男の観客ですが、ロック好き女子がこれを生で見たら失禁ものです、ホントに。今までも結構カッコイイと思うコンサートはいくつかありましたが、この日以来「今まで見た最高にカッコイイLIVE」はシン・リジィとなりました。ええ、今でもこれを超える姿はないと思います。演奏も解散するのが勿体無いほど、ツインの息もあって良かったですし、「Sun Goes Down」ではタンタンとおごそかに真っ暗な中に白いスポットを浴びてフィルが歌い上げてくれました。その後に「LIFE」ライブが出ましたが、あれはワリとお腹いっぱいなライブでしたけれど、この日は本当に充実したライブとなりました。この日の夜にフィルは飲んだくれて荒れたらしく、2日続けて行った友人に言わせれば次のライブは前日ほどのパフォーマンスはなかったとのこと。あの日に見れたことは神に感謝すべきことでしょう。
 本当にライブは行かなきゃ分からないことばかり。アッシはKISSに本当の楽しさ・パフォーマンスを見せてもらい、ジェフ・ベックに演奏のスリリングさを見せてもらい、シン・リジィにライブの本当のカッコ良さを見せてもらいました。これがもう見れないのは惜しすぎます。(なんかジョン・サイクスとスコット・ゴーハムで再生をしているようなんでそれはちょっと見たいかな?フィル居ないけど(泣))

 シン・リジィに惹かれる部分はハードロックの範疇に収まらない楽曲の良さとなんといってもフィルの声にあります。同様に曲もさることながらその存在感と声に惹かれるアーティストとしてエルビス・コステロもいます。奇しくも同じアイリッシュで、かたやその音楽にまでアイリッシュ魂を貫くフィルと生き様はアイリッシュでありながらルーツをアメリカのカントリーとして歌い上げるコステロと。ただし、両者とも大きな意味でパブロックと言う言葉でくくれると思っているのはアッシだけでしょうか?。
何度もいいますが、フィル・リノット惜しすぎます。
by biturbo93 | 2005-03-10 01:01 | MUSIC_ROCK
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