そう、あのデイヴ・ナヴァロだ。
なぜかゲイ・マニアックな画像での始まりとなってしまったが、もちろんギタリスト
David Navarroのハナシ。
この人の
Jane's Addictionは、
Red Hot Chili Peppers達(両方居たけど)とともにオルタナと呼ばれたジャンルのもので同じRockではあってもハードロックやヘヴィメタルとは表裏一体というか相反するというかなかなか混じらない部分もあって、ハードなR&R好きという(いや、結局は何でも好きなんです)僕自身の嗜好からはわりと対極にある音達だった。もしかすると、スラッシュやグランジよりも遠かったかもしれない。実際、未だにRed Hot Chili Peppersに関してはあのごった煮的Rockが苦手でさえある。もちろん、
John Fruscianteについては一生涯コメントを書く事すら無いと思う。嫌いというよりも対象外なのである(嫌いというのは好きの裏返しでもあって結構色々と書く事ができるもの)。
そんなオルタナの一方の雄であったJane's Addictionの
デイヴ・ナヴァロについてなぜギタリストとして書く興味があるかというと、それはもちろんカッコ良さの面が殆どである。もちろん、ギターセンスだっていいしテクだってそこそこと言えるだろう。しかし、いつもココで書くようにテクニックや速さなんてのは実はそんなに心には響いてこなくて、心に響くのはギターセンス(音のタイミングも含めての)がほぼ100%だと断言しても良いと思っている。
U2の”Sunday bloody sunday”だって、
Radioheadの”Creep”だって、僕の大好きな
The CultのBilly Duffyだってギターの上手さではなくってセンスゆえのカッコ良さ、インパクトの強さ、ハートに響く音やフレーズやカットなのだ。
そういった面でいうとデイヴ・ナヴァロは出す音もエキセントリックだし(
”Stop”の出だしのカッコ良さ!!)、あの見た目のカッコ良さ&インパクトは眼に非常に響いてくる(焼き付く)。そして、ギタリストでありながらカリスマチックな雰囲気を醸し出す事の出来る数少ないあの年代のミュージシャンであると思うし、音だけならぬその重要性からオルタナ2大バンドの両方にそのギターをアルバムとして残したという希有な存在でもあるのだ。ハードロック業界には一杯居るワルなアンちゃん的カッコ良さを(長髪敬遠するような)一般レベルに訴えかけられるという意味でも、貴重だと言えるでしょう。僕が好きな理由ももちろんあの外見あってこそなのである。たまにはこういう気に入り方もいいでしょう。
そして、この人が抱える
PRSのカスタム24もまたカッコイイ。
サンタナで一躍有名になったPRSをそれまでカッコイイなんて思った事なんかないのだけれど、デイヴ・ナヴァロが抱える姿を見てあの白に金パーツのカスタム24が滅茶苦茶カッコ良く見えてきてしまうのだ。そして、ストラップがLVというところがまたカッコいい。他のミュージシャンがヴィトンのストラップをしてもシャレにもならないが、この人がするとシャレも効いてるし白金ギターとも相俟って非常にカッコイイのだ。なにかこう、わかっている感じがしてしまう。
まさしく観るギタリストだ。