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by biturbo93
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フレディ・マーキュリー
フレディ・マーキュリー_c0045049_12335015.jpg苦手なヒット曲をやるといいつつ、全然気が変わってなんかフレディの話をば。
フレディと言えば、最近のジュエルズ等に見られる片手を挙げたポーズの印象かもしれません。そして、短髪にマッチョ髭。しかし、MUSICLIFE誌で「華麗なるレース」や「オペラ座の夜」時代から知ったアッシの印象としてはハードロックな長髪(今思えば大して長くはないけど)に短いマイクスタンドを手にして胸を張るお得意のポーズを決めたとこです。そう、フレディ=全身タイツ。もじもじくんも甘甘な感じの全身タイツ姿。しかも、キレイに足首をそらしてらっしゃる。どうしても、マッチョな皮ジャンのイメージには違和感があってしまう。
今でもそうかもしれませんが、日本からブレイクしたこの時期も明らかに他バンドとは一線を画してらっしゃった感が強いです。ボーカルしかり、ギターの音しかり、コーラスしかり、アレンジしかり。その中でもやはりフレディ・マーキュリーその人自体がロックバンドのボーカルという形式を遥かに凌駕してました。ロバートプラントから流れるフロントマンの姿はオーディエンスを前にしてそのバンドを視覚的にも伝える役目があったのですがあくまでそれはヴォーカリストとして。ところがこのフレディ・マーキュリーはクイーンのヴォーカリストとしてクイーンの音楽を目の前のオーディエンスに伝えるというより、もっと大きい物に対してフレディ・マーキュリーの存在自体を誇示するようなある意味異形なモノ的な感じを受けるんです。ロックファンにもロバート・プラントやミック・ジャガー、イアン・ギラン等は単純にカッコ良く思える人も多いでしょうがフレディ・マーキュリー=単純にカッコイイとは言えないと思うんです。トリビュートバンドならいざ知らず、ロバート・プラントやミック・ジャガーのフォロワーともいうべき人はプロの中にも数々あれど、フレディ・マーキュリーフォロワーなんてありえない。それは誰もマネできないし、誰もそんな存在にはなれない唯一無二の人だったと思えます。本当にあふれんばかりのエネルギーを発散したがゆえに人より短い人生を送ってしまったような。あの勢いで生きていれば最初から長くはないことは今考えれば分かることだったのかもしれません。太く短くということです。不謹慎な話かもしれませんが、フレディがエイズ発表して翌日に亡くなったと続けて流れたニュースに対してアッシ自身は変な納得感を覚えました。ジョン・レノンやボンゾやフィル・リノットの訃報では「ああ、惜しい惜しい、もっと聞かせてほしかった」と思ったものですが、フレディに関しては「そうかそうかお疲れ様でした」という受け止め方をしたものです。最後のほうは4枚目や5枚目が全盛期だと思っているアッシにとっても不満を言えぬくらいの密度あるアルバムが2枚出ましたし。
とは言うものの、多分ファンには分かっていたのでしょうけどライブを行わずに写真だけで見るフレディの姿が明らかに段々と火が消えていくようになっていった(化粧は逆に不自然に厚くなる)のは辛い光景でした。これだけのものを遺して、しかも未だ(もうあれから14年!!)に使われてチャートにまで顔を出す凄さ!。その生きてたときのエネルギーの凄さにただただ天国へ向かって合掌です。フレディ・マーキュリー_c0045049_12351941.jpg
by biturbo93 | 2005-03-16 12:36 | MUSIC_ROCK
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