ん?輸入盤のみ?
John Mayer 「Battle Studies」
若き3大ギタリストって、この
John Mayer(ジョン・メイヤー@イケメンぶって女癖悪し)と、
John Frusciante(ジョン・フルシアンテ@汚いよね)と、
Derek Trucks(デレク・トラックス@全くもって納得)の事をいうらしい。ふーん。なんか、半ば最初っから神格化された元祖3大ギタリストに比べて大分リーズナブルな感じになっちゃうわけね。まぁ、テクニック的(John Fruscianteも?)には確かに一線を超えてるのだろうけれど、3大ギタリストというからにはその弾き姿立ち姿だけでもある種のカリスマ性が欲しいと思うのはやはり中年のつぶやきになってしまうのか?。
まぁ、3大ギタリストの事はさておき、John Mayerのこの新作はまだ国内盤が決まってないようだけれど、今までよりもなんか肩の力が抜けていて凄くいいアルバムに仕上がっている。
John Mayer Trio等のブルーズがかった渋く弾く頻度が高いプレイを期待して聴いてしまうと肩すかしを食ってしまうし物足りなさを感じる向きも多いかもしれない。ブルーズというよりカントリーっぽい部分も多いし、かなり”弾いてる”パーセンテージが低い。いや、だからといって”歌”に比重を置いているかというとそんな歌う事に力が入っているわけでもない。そう、この前の
Lindsey Buckingham(リンジー・バッキンガム@大好き)の
「Under The Skin」のようなそんな力の抜け方をしている。さすがに若さゆえあそこまで枯れてはいないけれど。でも、数少ないながらも”弾いてる”部分ではさすがに唸らせるというか”分かっている”プレイを聴かせてくれる。そう、前面に押し出してこないだけで、ギターは今まで以上に歌わせているような気もしてくるのだ。渋く唸るような部分は全くもってなりを潜めているけれど。
だから、一歩間違えるとイージーリスニングの世界にいってしまいそうな気もしてしまう危うさはある。そう、あの
Peter Frampton(ピーター・フランプトン@でも大好き)のようにね。しかも、本国では初登場1位だったらしいし(なぜ、日本盤の発売が決まらないのだろう?)。
あ、3大ギタリストの話に戻ると、John Mayerの場合は実際に自身で歌えてしまう部分も含めて役回りとしては
Eric Crapton(エリック・クラプトン@好きにはなれない)なんだろうなぁ。このリラックスしたアルバムでもちゃっかり
”Crossroads”(しかもロバート・ジョンソンでなくてクラプトン版)を演っちゃってるし。浮くほど力入れてないところが暑苦しくなく気軽に聴けて違和感はないですけれどね。
でも、軽く作った感が強いこのアルバムでもさらに売れて、ますます浮き名を流す気かな?。いやはや、羨ましい(笑)。