FASTWAY 「Fastway」
もう、本当に大好き(だった)。
Motorheadの時から大好きだった
Fast Eddie Clarkがなんと!
UFOの
Pete Wayと組んで立ち上げたスーパーグループ(のはずだった)が
Fastway!。そう、
Fast EddieとPete
WayでFastway。思いっきり安易なんですけど(笑)。
そう、このEddie Clarkのギターは思いっきりシンプルで、雑で、ハードで、大好きなんです。わりと勢いでガーってやっちゃう部分もそんなにない。かといってブルージーな訳でもなく、わりとヘタウマ系な古典的R&Rを淡々とこなす感じ。塗装の剥げたむき出しのきったないストラトが最も似合う人。ヤれちゃった感じがある。途中、Fastwayが柄にもなく派手っぽくなったときにもリーダーながらに全く似合わなかったけど、汚いシャツとデニムだとやはりカッコイイ!。そう、ジミーペイジのこと散々テクがないとか言っておきながら、技巧派が好きな訳でもなくなんかストレートに耳に入ってくるギターや一瞬のキラめきのあるギターが大好きです。ヘタでも全然OK!。だから、ジミーペイジも全然OK(フォローになってない)
最初に聞いたのがMTV(見たんですな)。もう、絶対にZEPでしたね。もちろん、曲は
say what you will。とくに、どこから見つけてきたのかVo.の
Dave Kingがクリンクリンの頭もスタイルもすっごくプラント様。そう、あまりにもZEPのコピー過ぎるってことで、メディアからリスナーからえらい非難ゴウゴウの船出になったFastway。確かにこの頃、
AC/DCも、
The CULTも、
Kingdom Come(おお!レニー・ウルフ)も、みんな総ZEP化してきた時代になってました。単純なヘヴィメタルに飽き飽きしてきた頃だったのかもしれないですね。そんな中でもあからさまにZEPしてしまったのがFastwayだったんだけれど、Eddie Clarkはレミーから離れてキレイなVo.とこういうR&Rがしたかったんだろうなあ。あまりにも風向きは悪かったけれど。しかし、アッシは大好きでしたよ
say what you will。だって、ZEPよりひねりが無くてストレートだったし、Dave Kingだって確かに歌い方はプラントだけど、遥かに声にはりがあって太くてカッコ良かった。この中で一番ダメだったのがズンダズンダなリズムのPete Way。ギターにひねりが無いんだから、せめてもっとドライヴしたりフレーズにひねり出せよ、って。本当にリズム隊が強力だったらもっと最初のままでもみんなを納得させられたかもしれないな〜とも思うけど、フロントがZEP過ぎて理解は得られないか。
今の時代はRockも細分化されて、それぞれのバンドの音が暗くこじんまりしてきちゃったんでほんとこんなスケール感のあるバンドがなかなか出てこないのが残念ですねえ。you will!。
[追記]あきれるほど、Fastwayに関してどのブログでも取り上げられてない(涙)