アッシ的には
ファンキー・ダンディー・ロッカー!
Robert Palmer 「Pressure Drop」
最初に知ったのは、このダンディーなジャケットのアルバムが家にあったことから始まります。多分、兄姉が買ったりしたんだと思うのですが、そんなに数ある洋楽のアルバムではなかったと思うのでいつもステレオで鳴っていてすりこみされてしまったようです。特に
”Work to Make It Work”とタイトル曲でもある
”Pressure Drop”は心に響く名曲だと思います。ブルー・アイド・ソウルとは白人が演るソウル・ミュージックで、パッと思い浮かぶのは
ホール&オーツとかかとは思うのですが、明らかにこのロバート・パーマーはファンキーさが違う。ほんもの。しかも、彼特有の震えるような歌いかたも実にブラックっぽい。
JBとまではいかないけど、ンーウェイ!っとかノリにノッてるシャウトとかもしてしまったりして。とか言ってたらネットを調べてたらなんとバックは
リトル・フィートですって。ファンキーなはずです。
ローウェル・ジョージよりイイんじゃないか?なんてのは言い過ぎでしょうか?。
この人の歌いかたって特徴あって発音する時点より震えて伸びるところの方が音量が大きくなる感じなんですよね?。あとに従って力を入れていく、みたいな。そこに、あの震えも加わり独特な歌に聞こえるんですよ。それはハードに歌おうがソフトに歌おうが、特徴的です。わりと一度聞いたら忘れられない系です。
もちろん、一般的に
Robert Palmerが知られたのは先日書いた
THE POWER STATIONに呼ばれてから。ああ、そういえばこんなファンクおじさんが居たなあ、もしくは誰この人?くらいな感じだったかもしれないが、ずーっと良質なソウル・ミュージックを提供してくれてたのですよ。
しかも、4ビートとかがくるとはりあげないくせにスゴイ
ROCKしてるんですよ。なんか、メチャメチャROCK感が伝わってくるのはスーツに隠した熱いハートのせいかもしれません。
その後はいうまでもなく「
Riptide」(ダンディーちょっとニヤケ過ぎ)からの”
Addicted to Love”が大ヒット。
しかも、このアルバムはTHE POWER STATIONの流れから
CHICや
ANDY TAYLOR、はたまた
Chaka Khanまでもが参加して、
Bernard Edwardsプロデュースのもとに非常に完成度が高い作品になってます。そして、ここにも画像を載せた”Addicted to Love”はMTVの中でもアッシ的にはかなり高得点な作品。ハーレム的雰囲気がピッタリ似合うパーマーおじさまと、バックバンドのノーブラ美女達。もうブルンブルンしちゃってますところもポイント高し。いや、ファンク、ロック界広しと言えどこんなバックバンドが似合うのはJBかRobert Palmerかというところですが、JBほど下世話にならずにあくまでイヤらしさの香りがするダンディー、というところで押さえられるところが流石
Robert Palmer。
しかし、Robert Palmerが居なくなった今では誰がROCK、FUNK界のダンディーと言えるのでしょうか?(ブライアン・フェリーはちょっとエロ過ぎだし)。