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by biturbo93
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ドラマーなのに大人気
Cozy Powell 「Over The Top」
普通に考えるとCozy Powellのソロ作品の中で一番に挙げるのは「Tilt」かもしれないけれど、個人的にはこちらを推します。はい。
 
 この人ほど、ドラム小僧に夢を与えた人はいないのじゃないんでしょうか?。それまで、ボンゾカーマイン・アピスが居たとはいえ目立ってカッコ良く受けとめられたのはこの人が最初でしょう。しかも、それはJEFF BECK GROUPの頃ではなく、RAINBOWで脚光を浴びて後のこと。そして、それ以降も数々のハードロック系バンドを渡り歩き、ソロも出して(ここが他ドラマーと違うところ)、最後には事故で亡くなってしまったようです。
 RAINBOW以降で火がついたということで、この人が希望を与えたのはニキビ面のハードロック・ヘヴィメタ系のドラム小僧ですね。その当時はアマチュアバンドのドラマーの殆どが黒の鋲付きベストみたいなのを着て勘違いしてたものです。まあ、ドラマーというとステージでも後ろに隠れてドラムセットで殆ど見えないし、楽器を始めてバンドをやるときにドラムをやらされるというのはある意味ハズレくじをひいたような気がしてたと思うのですが、そんなドラマーに対するネガティブな思いを一気に払拭した功績はかなり大きいと思います。ツーバス並べて派手なアクションで思い切りスナップをきかせてシンバル叩けば右も左もコージーさ、というくらいの偉大さですよ。

c0045049_1293950.jpg その当時は、RAINBOWというバンドに居たからあの派手なアクションでシンバルを叩いたのか、と思っていたら、その後JEFF BECK GROUPのBBCのビデオとかが世に出回ってビックリ!。
c0045049_1295280.jpgこの人はこの頃から、スナップをきかせて派手にこするようにシンバル叩いてるのですよ。もう、ベック大先生より全然派手。しかも曲は”Definitely Maybe”ですよ!。渋く鳴き渡るギターの後ろでブリンブリン腕を振り回してます。まあ、基本的にスタジオライブなんで、なんでもアリなんでしょうけれどスゴイですよ。
c0045049_130234.jpgリストバンドに鋲までついちゃってるんでやっぱりこの人はハードロックが好きだったんでしょうね。あーあ。こんなにベック大先生の後ろで大先生より目立つようなアクションやっちゃって大丈夫だったんかい?と余計な過去の心配をしてしまいそうです。でも、78年来日記念の雑誌で読んだのですが、ベック大先生とコージーはプライベートでも仲が良いらしく、その頃音楽的に絡みはなかったのに、ベック大先生の自宅(お城!!)でのインタビュー中にクルマ談義をしにいきなりコージー訪問なんてこともあったらしいですよ。2人ともスピード狂ですからね。その後の2人の音楽道はかなり離れましたが、この 「Over The Top」の次の「Tilt」では大先生も参加しています。

 話はアルバムに戻って、このアルバムではやはりHR/HM系と呼ばれる面々が集っていてギタリストも数人が参加してますが、なんといっても”Killer”が白眉。本当にこの1曲だけでも十分に素晴らしい。ゲイリー・ムーアって特に好きなギタリストでもなくて、シン・リジィでのプレイが一番良いと思ってたりもするのですが、この曲はスゴイ。2枚目でもブリブリブリスターってやってますが、アッシ的にはインパクトあるのはこの”Killer”。リアルで驚きでしたよ。しかも、ドン・エイリーもいいし、特にジャック・ブルースのベースもドライヴ感あふれる名演です。
 こんなこと書くと怒られちゃいそうですが、コージー・パウエルってあんまりスゴイドラマーだと思ったことなかったんですよ。どのバンドいっても同じようなドラム叩いて同じオカズ(ダララララってやつ)ばっかでリズムもなんか安定してなくて。でも、この曲に限ってはそのドタドタしてるリズム感が逆にスピードに乗って感じられるし、ドラマーのソロアルバムなのにギターもキーボードもギンギンに演ってて遠慮なくってドラムバランスが突出してなくて逆に良し。そう、コージーのソロアルバムでなくってもこの曲であれば良かったのかもしれません(笑)。失礼。(これだったら、ベック大先生の”Space Boogie”も叩けたんじゃないの、ってそりゃ無理か) 
ゲイリー・ムーアも、自分のソロではやっぱり早弾きもメロディックなのも少々やり過ぎ感があるのだけれど、この曲ではキーボードもいるせいか丁度イイです。そう、全部の楽器がシンプルに丁度いいバランス。アッシってばシンプルっていうのとバランスがいいっていうのとストレートっていうのに弱いんです。それをグルーブ感をもってやられちゃうと、それぞれはそんなに好きなアーティストでないのに曲が凄く良く聞こえてしまうんですねえ。アッシ的コージーの曲でのストライク!。蛇足ですが、ゲイリー君はコージーさんの次の「Tilt」ではやり過ぎちゃってくどさが目立ちます。”Sunset”とかね。ちょっとわざとらしい感じも苦手かな。いかにもベタにはめてみましたっていう印象かな。

 そういうワケでソロ1作目ということでのまとまりきらない勢いもあって、このアルバムは結構好きだったりします。


 ああ、また遅くなってしまった。
by biturbo93 | 2005-06-04 23:47 | MUSIC_ROCK
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