Humble Pie 「Performance:
Rockin' the Fillmore」
昨日とはうって変わっての重さでございます。
もちろん、リアルタイムで聴いてるワケはありません。はい、そんな歳ではありませんので。だって71年ですよ。さすがのアッシ(?)でもまだ6歳の洟垂れ小僧です。あ、年齢を勘定しないで下さい(笑)。
Guitar/vocals- Steve Marriott
Guitar/vocals- Peter Frampton
Bass/vocals- Greg Ridley
Drums- Jerry Shirley
という面子で
スモール・フェイゼスを終えたスティーブがピーターと組んだ、という話でしたが、どうもピーターが作ったバンドに潜り込んだというのが正しい模様です。
このアルバムへと遡るきっかけはもちろん
ピーター・フランプトンの
”I'm In You”(ギリギリのリアルだ)からです。”I'm In You”から
「Frampton Comes Alive」へと行って、過去はハンブル・パイというハードロックバンドを演ってたという話で遡ったワケです。
その後にフランプトン脱退後も含めて聴いて、一番エモーショナルだったのがこのライブ・アルバムでした。
以前にも書いたと思いますが、余程のことが無い限りライブアルバムを気に入ることのないこのアッシですが、明らかに
ハンブル・パイはライブの方がノリがあります。
もちろん、生粋のハンブル・パイファンの中では同じライブアルバムでも
「IN CONCERT」を推す人がいるかもしれませんが、アッシは断然このアルバムがエモーショナルだと思います。
まあ、純然たるハンブル・パイのファンならば圧倒的ギター力の差から、
クレムソン時代を選択するのかもしれませんが、アッシにとってはフランプトンの声も上手い下手は別としてこのバンドに違う色を与えてるということでは良いと思えてしまいます(グレッグも歌ってますが)。
この時代のフランプトンは
レスポール・カスタムではありますがまだトレードマークの3PUではないようですね。
これまでのアルバムにあったようなアコースティックというかフォークな感覚(フランプトン系)が多少欲しかったという欲はありますが、ヘヴィではあっても同時代の長過ぎるインプロに陥らないブルース色濃いROCKが魅力の一つではないでしょうか。
カヴァーで
マディ・ウォーターズに
レイ・チャールズですもんねえ。フランプトンも抜けるワケです。(と言いつつ、一番好きなのがレイ・チャールズの”Hallelujah (I Love Her So)”だったりします)
いわゆる
”小さな巨人”スティーブ・マリオット”の色濃いヘヴィなブルース・ロックです。