ええい!軟弱もの!!
Tiffany 「Greatest Hits」
いえ、全然(笑)。アッシは筋金入りのミーハーですから。ミーハー暦30年近くを誇りますのでティファニーごときじゃあ全然軟弱呼ばわりされても構いません(笑)。
いや、冗談抜きでガラリと趣きが変わって
ティファニーです。以前に
春の夜長の癒し曲達ということで、癒されるミーハーバラードを書いた時にも出てきましたティファニーなんですが、もしや今の若い人達には非常に中途半端な古さなので知らないかもしれないし、現在の姿はあまりお見せしたくなるようなものでもないですが、かつては年少の実力派赤毛アイドルということで全米を席巻した時期もありました。そのティファニーのベストはやはり実力派だけあって聞き応え十分です。
パンチのある声でカヴァーの
”I Saw Him Standing There”がヒットしましたが、この中途半端なカヴァーよりも実力がにじみ出てくるのがなんといっても珠玉のバラード達。ええ、ええ、もちろんミーハー指数はかなりヴォルテージが上がっています。
”Feelings Of Forever”も70年代後半から80年代前半のAORとともに流行ったアダルトコンテンポラリー(笑)な匂いが充満した名曲です。あの頃のNightFlight等の怪しいCDパッケージを探してしまいそうな感じです。
しかし、しかし、圧巻はオーラスに出てくる
”Could've Been”。ピアノだけをバックに歌い始めるティファニー(結構声質は低く太い)の名曲、というだけでなくバラード界においても十指に入るべき名曲と思っております。この曲のためだけにアルバムを買ったとしても全く損な感じはしないでしょう。以前に「春の夜長...」と書きましたが、やはりやはりバラードはこんな秋の夜長に独りで聴くのが一番沁みると思います。幸せな2人がいたとしても、あえて一人で聴いてこそ、がバラードではないでしょうか。