これのBOXセットを持ってるヤツは相当な好きもんです。
The Cult 「Best of Rare Cult」
6枚組BOXセット。しかも全てレアトラック。デモあり、リミックスあり、ライブあり、とよくも揃えたもんだの90曲。
で、これはそのBOXセットではなくてその90曲からのベスト15曲。レアトラックでBOXセットを作ってさらにそのベスト盤まで作っちゃうとは商魂たくましい、というか台所事情が涙ぐましいという感じがなきにしもあらずですが、とりあえずそれは置いておきます。もちろん、
THE CULTファンなかでも
Billy Duffyファンを自認するアッシですがさすがに持ってません(笑)。いや、いつの間にか店頭から無くなっちゃってたんで。
どれも、時代と多少の音の差こそあれ、
Ian Astbury, Billy Duffyの2人さえいれば作られるカルト節満載なトラック達ですが、この15曲の中ではアルバム
「Love」収録の
”She Sells Sanctuary (Long Version)”が素敵です。「Love」の紙ジャケ版に収録されていた'12Versionの
”Rain”はちょっとリミックス過剰(あの頃の12inchはみんなあんな感じでしたね、エンジニアやり過ぎです)だったんですが、このロングヴァージョンはこれがオリジナルでアルバム収録版はショートトラックだろ?って思えるくらいの自然な仕上がりです。
と、ここらへんを力説してもかなりのThe Cultマニアでないとなんのことやら、何を熱くなっているのやら、って感じでしょうが、まあほっといてやって下さい(笑)。
ビリーのギターについてはコードかき鳴らし&カッティングが最高、といつも書いてますが、その根源としては、あの6本の弦全てがキレイに聞こえる音にあると思いやす。歪ませようがクリアにしようがいつもキレイに6本が聞こえてその歪み具合に丁度良いリバーヴがかかってるところが独特で、ああいうギタリストが話題に昇らないなんていう(雑誌だろうがなんだろうが)ところがこのシーンのセンスの無さを現している気がします(特にメディア)。まあ、急に巻頭でカルト特集なんて出て来てもビックリするだけですけれど(笑)。
このレアトラックでは本当にどんなヴァージョンであっても、その個性ある非凡なギターとその上で存分に解き放つイアンのヴォーカルが堪能できます。時代の変遷もあり、音の変革も1枚で確認出来るという点ではワリとお得なアルバムなのかな?。
全然関係ないですけど、イアンってハヒフヘホ使いの典型的歌い手ですよね。あれです。音をのばす際に必ずハ列の音が入ってしまう、というアレです。♪イエーヘーヘヘエイ、♪ウウォーホーホホーイェ、みたいな感じで。あ、本当に関係ないですね。
昨日書いたDVD続編は日を改めて! それでは。