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by biturbo93
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シーンに噛み合なかった.....TTD
出て来た時の期待が大き過ぎただけじゃあない。
Terence Trent d'Arby 「TTD's Vibrator」

 最初のアルバム「Introducing the Hardline According to Terence Trent D'Arby」で出て来た時は、やれポスト・プリンスだ、新しいブラック・シーンのリーダー登場!とか言われて最高級の賛辞を評論家筋からも受けたTTDですが、今振り返ってもその登場こそが頂点となってしまいましたね。
 確かにそのデビュー・アルバムはヒット曲”Wishing Well”だけではなく全体的に完成されたアルバムでした。良くもその若さでこんなにも良質の音・曲を積み上げたもんだ、と手放しで感心(リスペクトするかどうかは別として)してしまう出来でした。このチェロキーの血を引く麗しき若者はファンクやソウルやロックといったジャンルにとらわれることなく、というよりもそこを超越して音楽よりもTTDという存在を印象づけるべく現れたような部分があったのですが、その時期混沌としていたシーンにて突出する才能はあっても、他を蹴散らす存在感という点では後だしジャンケン的にLenny Kravitzにかっさらわれてしまいます。崇高なる才能と知性がなりふり構わない野生に負けてしまったのです(実際に勝負と思われたかどうかは別として)。

 その後のTTDは懸命にLenny Kravitzとかぶらない部分にて創作を続けたように思えてしまうのですが、そこは完全に推測の世界でありTTDという名前をもつ存在がいないこと(亡くなったということではないですよ)にはどうしようもありません。
 その才能は高いながらも非常に脆い部分があることは明らかで、完成度を高めようとして逆に初期のストレートな部分やインスピレーションのキレが無くなって聞こえてしまう部分はその脆さゆえなのかもしれません。ガラスのハートをもった天使だったのでしょうか?。

 この「TTD's Vibrator」は金髪にしてその崇高なる脆い魂そのままに天使の羽を生やした印象的なジャケットだけではなく、インパクトこそ確かにLenny Kravitzほど強くないものの、アッシ個人的にはそのソウルさが増している”Surrender”とか、ダンサブルな”Read My Lips (I Dig Your Scene)”とか好きですし、最後のスローダウンチューンである”It's Been Said”なんかにはやはり凄い才能を感じるんですけれど....。


 才能を上手く使いこなせずに伝えられなかった哀しさが常にあります。
by biturbo93 | 2006-02-04 22:28 | MUSIC_ROCK
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