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by biturbo93
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RATT です
いきなり売れちゃったからなあ....
RATT 「RATT」

 いやあ、いよいよLAメタル最前線に到達してしまった....。なぜか感慨深いものがある。
いつもことあるごとにLAメタルに関して非難めいた事を書いているのは個々のバンドがどうのこうのというよりも、NWOBHMから来た流れがなぜかアメリカでMTVの力もあって安っぽいムーブメントとして見た目で消費されてしまった事に一番腹立たしいし、商業的2番煎じ3番煎じでコピーされるようにバンドが出て来たので、その中のいくつかの本物指向であったバンドさえごった煮にされてキッチンに捨てられたようなブームに対して否定的になってるし嫌悪感も高いのだ。
 但し、その時期に色々な才能が表に出る機会があったのは確かな事で、楽曲的にも今でも好んで聞く曲やアルバム(以前にいくつか書いたけれど)はきちんとある。アルバム1枚とおして聞くと厳しいけれど楽曲単品ではなかなかの佳作なのでそういうものはiPodのPlaylistに集められているのだけれど、このLAメタルという時期(必ずしもUS.Bandではない)に当てはまるものを軽く列記しても、”Turn Up The Radio”、”Hold On To 18”、”Alone Again”、”Hunger”、”Get It On”、”Take Her”、”Break Down The Walls”、”Loud 'N' Clear”、”See You In Hell”、”I Wanna Be Somebody”等々結構あるじゃああーりませんか(笑)。いやあ、まだまだあるんだけどなあ(笑)。結構好きなのかなあ.....(笑)。あ、これだけでも全部バンドが分かれば結構なものだと思いますよ。うん。

c0045049_2114947.jpgということで、RATT。このバンドはこのミニアルバムで評判高いという話を聞いてその時のMy聖地(笑)であるCISCOにて買った、と思う。きっと。
 当時ハードで速いナンバー(”Ace Of Spades”大好き)を皆でこぞって探してたこともあって期待して針を落として流れて来たのが”Sweet Cheater”で、この曲自身は期待していたようなヘヴィさも速さもなかったのだけれど、非常にR&Rしてた。なんかR&Rな魂を感じたのだ。そして、非常に声が特徴的なVo.(Stephen Pearcy:いつから彼の日本語表記はスティーブンになったのだろう?以前は確かステファンと書かれてたはずなのに...)が入ってるし。こりゃあちょっと違うかもしれないけど本当に良いんじゃないか?と聞き続けると”You Think You're Tough”、”U Got It”、”Tell the World”、”Back for More(こっちのアレンジが好み)”、”Walkin' the Dog”と続くと「いやあ、こりゃあかなり良いよお」という風に素直にその良さを受け入れられてしまった。

 その後にメジャーとして1stアルバムが出て”Round And Round”から一気に出すシングルというシングルもアルバム「Out of the Cellar」自体も売れてしまうワケだが、こうやってブームの絶頂期とともにいきなり売れてしまったところにRATTの悲劇はあるのかもしれない。同時期に売れた先輩格バンドとしてMötley Crüe(左に居ますねえ)もあれば、その頃低迷していたAerosmithなんて彼等のリスペクトに呼び戻されるように復活して息の長い売れ方をしたのだがRATT自身はブームの衰退とともに失速してしまってシーンから消えてしまった(実は今現在も続けているらしいが)。そこには彼等のルックスの良さも影響してたのかもしれない。なんせ、その当時のLAメタルと呼ばれるファッション、楽曲、ギターテクニックも望むと望まないに関わらず彼等が基準となってしまっていたからだ。彼等はそのデビューからしてLAメタルという哀しいムーブメントと心中する運命であったのかもしれない。(なんかトリビュートアルバムの常連軍団と化してるし)


 そして、彼自身に罪はないのかもしれないが当時のギタリストのサンプルとなってしまったWarren DeMartiniも流行りのギタリストとしてイメージが固まってしまった事も悲劇的ですらある。なんせそういったムーブメントに弱い日本では彼のコピーと呼べるようなシャーベル(コピー等含め)を抱えて左手は離れたフレットを無理矢理おさえピッキングする右手も思い切りひらいて腰を揺らせて速弾きをするようなのばかりがライブハウスにうようよ出てくるようになってしまった。そういった一過性を受け入れたファンやリスナー自体が今までの歴史を含めたR&Rを愛するファンとは違ってブームが去るとともに見事にひいてしまうのだ。多分、今でもJeff Beck的ギタリストやPage的ギタリストやEVH的ギタリストはどこにでもいるし、リスペクトしている人間も多いと思うがWarren DeMartini的ギタリストって逆にカッコ悪いというかいないのではないだろうか?。いるのか?。
 そしてその頃のLAメタルとして世に出たバンドのギタリストでさえも彼以上にこれ見よがしな派手なフレージングと同じような速弾きをするものばかりで底の浅さが見えてしまったのだと思う。そこがEVH等とは違うところ。Eddieの場合には根底にしっかりとブルースフレージングも魂も持ってるし、ソロ以外のバッキングでのリズム感あふれるフレーズ&コードの広がりでの存在感がしっかりとあるから、エキセントリックな部分だけでないのである。
 
 きっとこの”底の浅さ”というのがギタリストだけではなく全般的にLAメタルというブームが一過性で終わった要因だと思う。そして、他の雨後の筍ほど底が浅くなかったRATTではあるが、ブームの象徴として沈んでしまったのだろう。その時点ではもう若手とは言えなかった確固たる存在感をもつMötley Crüeや商売人とも言える程老獪なOzzyやDioは生き残る術とともにやはり深かったんだろうと思わざるを得ない。


 ちなみにこのミニアルバムが今現在入手出来ないし、数あったプロモ等もDVD化されずCDもリマスターされない等未だにLAメタルブームの悲劇を一身に背負ってる感は拭えないバンドなのだ。
by biturbo93 | 2006-04-15 23:59 | MUSIC_ROCK
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