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オリジナリティは無かった Quiet Riot
最後はクスリだったけれど...
Quiet Riot 「Metal Health」

c0045049_1595127.jpg Kevin DuBrow(ケヴィン・ダブロウ)。Randy Rhoads(ランディ・ローズ:故人)が離れていったところから、オリジナリティの神様に見離されて、ランディ亡き後に唯一放ったヒット曲”Cum On Feel the Noize”がMTVの影響もあり、このアルバムもなんとビルボード・トップにまで登り詰めるが、元々はSlade(スレイド)のカヴァーでしかない。そして、その一位を自分達の力と過信したためか、それ以上の作品を作れずにメンバーチェンジやバンドの解散〜再結成を繰り返し最後にはクスリで逝ってしまった彼は最後の最後までズレていた人生だったような気もする。売れる時期もズレ、それによって波に乗るのもズレ、立て直しもズレ、最後には今や殆ど過去のトップミュージシャンの専売となっていたクスリが死因(カート・コバーン以降全く流行らない)とズレにズレてしまった。絶頂期でのクスリならば、まだ話題性もあろうが、50歳を超えてのオーバー・ドラッグでは悲し過ぎる。
 しかし、本来がロック・ミュージシャンなんていうろくでもない愛すべき連中は大なり小なりKevin DuBrowと同じようなもので、ちょっとのチカラの差ととてつもない運の差で輝かしい人生を送るか、彼のように悲しい結末になるかの大きな違いとなってしまう。ただ、Kevin DuBrowは一瞬なりとも輝ける瞬間があっただけでも救いかもしれない。

 実際に彼等が演っていたのは、本当にオーソドックスなキャッチーなハードロックであり、そこには下手でもPoisonのような派手さもなければ、Dokkenなんかのような飛び抜けたテクニックが飛び出てくるワケでもなく、見た目や彼等のキャラクターからは信じられない真面目なハードロックを本当に真摯に作ろうとしていたのだろう。同時代の他アルバムから見れば、ある意味不器用ともとれる作品に仕上がっていて真面目すぎて面白みにもかける。これが”Cum On Feel the Noize”一発でチャート・トップになってしまうようなところはいかにもアメリカらしいが。

 但し、それによってその後にキッチリと積み上げて作り出さなくてはいけないはずのオリジナリティは完璧に売れっ子になったことにより忘れ去られ、結局はほぼ一発屋で終わってしまった感がある。ちょっと惜しい。

 それでも、Kevin DuBrowは相変わらず人をくったような笑顔でただ1枚の全米一位(結果的にコレを成し遂げてるヘヴィメタル・バンドは数少ない)を誇らしげにあの世で眺めているのかもしれないのだけれど.......。合掌。
by biturbo93 | 2008-01-13 15:06 | MUSIC_ROCK
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