NWOBHM。知らない人なら、このアルファベットの羅列はなんだそりゃ?というところ。ニューウェイブオブブリティッシュヘヴィーメタルという略称。要するに、今までのハードロックとは違ってイギリスから生まれた新しいヘヴィーメタルのムーブメントだったんであーる。ちなみに、仕掛け人はニールケイというヘヴィーメタルディスコ(!)のヘヴィメタDJ(!)。ヘヴィメタルディスコとは、ダンスチューンの変わりにハコ内にヘヴィメタチューンが流れてそれに合わせて、客が一斉に股を広げてヘッドバンキングするという世にも恐ろしいディスコである。なんと、それも日本に入って火曜日大貫憲章のロンドンナイトで有名な新宿ツバキハウスにて日曜日だったかな?ヘヴィメタナイトなるMASA伊藤DJにより、ヘヴィメタディスコが開催されてました。かくいうこのアッシもこの時期だいぶヘヴィメタ(ハードロックっぽいのが好き)かぶれを起こし、何回か行ったことはありますが結構こわいです。今ですとだいぶひきますね。こわいというのはイカツイ人がいるからとかではなくて、一体日本のどこからこんなに長髪、皮ジャン、リストバンド、Gジャンを着た人が集まってくるんだ?というコワさ。あんたら、普段はどこに隠れてるの?って感じ。しかも、ニール・ケイさながらに段ボールのフライングVとか持って頭ふってる人とかもいる!。既にライブハウスでBAND小僧だった健全不良高校生なアッシもこの光景にはビビリまくり!。その頃、年上姉さんに連れてかれたレキシントンやブラックシープ、はたまた同じハコでもロンドンナイトの方がよっぽど普通。小学生の頃から大人びた気分で銀座NOW見に行ったり、ライブ行ったりと自分より上の年齢の中でもあまり動じなかった神経がグワングワン揺さぶられました。しかも、微妙にフロア全体が汗くさい(笑)。だってほぼオトコ。こんなにオトコ率高いディスコがあっていいのか?っていうくらいオトコ。この世界では未だにロンドンブーツも健在でした。たまに見かける女性はといえば、ロッキーアメリカンマーケットのマネキンが皮ジャン羽織って網タイツ履きました、みたいなお姉さまばっかし。でも、微妙にキレイ(笑)。
今となってあそこの空気を経験したのが良かったのか悪かったのか分かりませんが、貴重な体験をしたなという感じでした。だって、1回で止めませんでしたから(笑)。
おお、全然NWOBHMにふれずにきてしまった。また、次回から。