Pyromania<炎のターゲット>
ウソかホントかこのアルバム聞いてフィル・リノットはシン・リジィの解散決めたとか.....
Def Leppard。デフ レパード。時代が時代なので、未だに出自がNWOBHMとして語られることがあって、その後にアメリカナイズされただのアメリカで売れるために骨抜きだの、一部ではさんざんな言われ方をしていたがそのデビュー以前から本人達は完全にアメリカしか見てなかったはず。だって、いきなり「Hello America」って唄ってコンボイのジャケットですから。でも、1枚目はさすがに皮がむけていず、2枚目の「High 'n' Dry 」(ジャケがUFOっぽい)も名曲「Bringin' on the Heartbreak」はあるものの、そこそこのセールスに終わっている。但し、この2枚目は1枚目とは格段の差があり、バンドの成長が感じられた。リードギターのピートの出過ぎないギターサウンドが妙に楽曲とマッチしていてアッシ的なデフレパBESTはこのアルバムでも良いかもしれないと思うほど、リアルタイムでかなりテープを聞きまくった覚えがある。せな、うぇるかむとぅまいしょおおおおおお!!!!!。
しかし、この頃はドコのイナカモンだと思うくらい赤いほっぺをしたジョー・エリオットとフロントのルックスは悪くないがイマイチ派手さのないところでRIOTと同じような愛すべきB級で終わる可能性を秘めていたのだが.......。そこで、ピート・ウイルスを解雇して、あのGIRL!のフィル・コリンを迎えて出したのがこの「炎のターゲット」。
話しはずれるがJapanのハードロック版のように出てきたGIRLだが、そのルックスとハリウッド・ティーズという曲くらいしか覚えてないよ。(というわりにはしつこくGIRL画像。けっこう見た目はキライじゃなかったりして(笑)。しかし、Voのフィリップ・ルイスはやはり今見てもかなりなイケメン)この中でフィル・コリンは分かるでしょうか?そういえばこの頃つけぼくろとかつけてなかったか?。
その後フィリップ・ルイスは紆余曲折を経てLAガンズに至って、また「はりうっど・てぃーず」を唄っていたような。ここまで来ると、演歌歌手並みの持ち歌だな。
ああ、また大幅に話題がずれていった.......。
話しは戻って「炎のターゲット」。更なる上を目指してたフィル・コリンと、ピートのバンドにはしたくなくて更にバンドのブレイクを望んでいたデフレパにとって、この加入は幸せな結婚だったと言えるでしょう。ただ、このアルバムではリリースに間に合わずフィル・コリンはリードパートしか弾いてません(バッキングまではピートのギター)。演奏も楽曲も更に一皮向けて、バンドに華も出てMTVの時流にものっかり大ベストセラーで一気にアメリカ市民権を得るハードロックバンドにのし上がってしまいました。音的には今までの英国ハードロック臭を残していたものがいきなりAC/DCかZEPか(どっちもアメリカバンドじゃないけど)っていう音を出してきましたねえ。このアルバムでは「Photograph」のコマーシャル化を嘆く声が多かった(だけどやはりブレイクのきっかけはこの曲)けれど、アルバム1曲目の「Rock Rock (Till You Drop)」のメインリフなんてかなり大柄なハードロックンロールで攻めてきてスケール感を出してます。AC/DCやZEPのアメリカで受け入れられた部分はアメリカンハードロックにも通ずるこのスケールの大きさで、DEF LEPPARDもようやくそのステップを手に入れたというところじゃないでしょうか?。ジョー・エリオットもいつのまにか顔赤くないし短パンとか履いてるし。しかし、この時期MTVでの「Rock Of Ages」のヘヴィローテーション加減にはさすがに閉口しましたな。この後リックの事故後の「ヒステリア」がさらなるビッグセールスを記録したようですがアッシにとってデフレパというとこの2枚。「High 'n' Dry」「Pyromania」です。
しかし、パッと見るとGIRLの記事みたいだ。