The JAMです。実はこの「In the City」は盤では持ってたけど、CDでは持ってなくてCDでは「Compact Snap」というベスト盤を良く聴いてます。The JAMっていうとパンク世代の中でもただのパンクではなくて遅れてきたMODS野郎という感じを受けますね。良くも悪くもポール・ウェラーの存在というのが強くあって音楽的にもさることながら、ビートマニアのアイコン的に語られることも多いと思います。だから、ポール・ウェラーというと変にカリスマ化していて熱狂的ファンというか傾倒してるファンも多く、さながらウルトラシリーズのウルトラセブンのようです。
しかし、良質英国ビート好きの枠に入れてもらえるかな?の一人として恐れをなしながら言ってしまえばちょっとポール・ウェラーって過大評価されてるような気がしないでもないです。いや、確かに「In The City」も「Going Underground」もカッコイイ。ただカッコイイけれど今イチ突き抜けてない感があるのです。スタイル・カウンシルもしかり。なんか消化不良のまま出てきた、みたいな。ある意味The Clashとかの方が突き抜け感があるかもしれない。そこでちょっと考えてみたのはポール・ウェラーファンというのはその未達成感も含めて傾倒してるのかな?ということ。だから、ジャムがスタイル・カウンシルになろうとソロ出そうととにかくポール・ウェラーについてくぞ!みたいな感じで。だから、ちょっとコワイ部分もあるんですけど(笑)。
しかし、その影響度合を考えるとカルチャー的にもやはり偉大なのかな?。いや、実は未消化なのはアッシ自身かもしれないですね。