来日記念ということで、あまり機材(というよりギター)にこだわらない
Jeff Beck大先生なので、コロコロとメインのギターが変わりますが、現在は
ストラト(シグネイチャーのヤツ)1本槍らしいです。しかも、大した見た目の特徴のない普通のストラトってのがカリスマ大先生には少々寂しいところ。そんなノーマルのストラトはクラプトンにまかせとけっ!!。ということで、過去に使ってきたギターのお話。
まず、一番最初は問題作と言われる「
Flash」のレコーディングおよび
”Ambitious”のプロモで使われた
ジャクソンのソロイスト。テレベーっぽいレトロなピックガードがヴィヴィッド(死語?)なオレンジにのっかってカッコイイですねえ。トレモロはフロイドローズ。その当時のインタビューでは「ケーラーはスプリングが弱くルーズだし、フローティングだからアームを叩くとヴィブラートが出るんで気に入ってるよ」と言いつつ、その後使ってるのを見たことありません。このギター見た目もカッコイイので今でも欲しいかも。しかし、ホントに
ジャクソンを使ってたなんて過去がどんどん無くなっているなあ。”Ambitious”のプロモはカッコ良かったのに。ただし、このギターならではの音やタッチが聞けるという意味で「Flash」は貴重かもですよ。だって、
”People Get Ready”だってこのギターで弾いたからこそのあのブレがあるタッチなんですよ。しかも、フィンガーピッキングに全面移行直後だったんで、弦を引っ掛ける音もやたら目立ちます。
次に並んでる中の
ピンクのジャクソンは「Flash」以前に
ティナ・ターナーのアルバムで使ったはずで、丁寧にサイン付きなんだけどティナにもらったかどうかは忘れました。こいつにはケーラー付いてます。これでケーラー止めたんでしょうか?。
話はずーっとさかのぼって、
JBGやBB&A、ソロの最初の方で使われてた
黒のレスポール。ブリッジのないこのレスポールは本当に羨望の的でした。基本的にギターの形ではアッシは圧倒的レスポール派。
ペイジであり、
フレーリーであり、
ペリーなんですねえ。これはカスタムじゃないところがまた良し!。ストラトというとリッチーおじさんが思い浮かぶのか黒ストラトでクラプトンなのか分かりませんがなぜか拒絶反応を起こします。いや、ホントいうと拒絶反応を起こすまでには至らないけど、ストラトをカッコイイと思ったことはありません(あるかな?)。ということで、ジェフ・ベックが持ってカッコイイと心底思うのはこの黒のレスポール。
ブリッジないところからもいかにギターにこだわらないかが良くわかります。調整なんて出来ないし。それでも、本当にカッコイイ、何度も言うようですが
カッコイイです。うひょ。
そして、78年の来日公演で使った
ローランドのGR500。最初期のギターシンセはこんなに仰々しくて、ミキサーボードのようなコントローラーが別にあります。しかし、何の曲で使ったかは全然覚えていません。その時の来日では、真っ白のストラトに黒のシャクターアッセンブリが付いたヤツの印象が強かったものですから。変なジャケットに
白黒のストラト。もちろん、その後グレコ他各社からコピーモデルが多く出ましたが、どこもシェクターは使ってなかったけど、グレコの8万円(一番高いヤツだったかな?)のやつだけが、シェクターと同じサーキットと豪語してたような気がします。
これですね。
他には
”Cause We've Ended As Lovers”で使われたダンカンのハムバッカーが使われた
テレキャスとかなのかな?。そういえば、「Blow By Blow」のジャケもレスポールだな。
ジャクソン以降はほぼ現行ストラトでとおしてるようですけど、細かな仕様は色々と違うようですね。でも、見た目も寂しすぎて全く興味が湧きませんし、正直どんなギターを使おうと最近の大先生の音自体は結構苦手なんです。ジミー・ホールよりもあの音の方がライブに行かない原因かもしれません。あ、チケット高いかな?ははは。
そういえば、どう贔屓目に見ても、大先生のギターアクションはかっこよくないです。瞬間を写真として切り取るとカッコイイんですけど、動くといまいち....。
それでは、また。