先日書いた
David Lee Roth流れで
”Hot For Teacher”
基本的にデイブ在籍時の
Van Halenは両手を挙げて大歓迎のアッシ(Jumpもですね)なのですが、この曲はそのVan Halenの楽曲の中でも2番目、3番目を争う大好きなナンバーです。ちなみに全く揺るぎないVan Halenトップ1は...ははは、なんでしょう。もったいぶる訳ではないですが、当てたらエライです。ヒントは初来日。
ということはさておき、この曲のハチャメチャぶりが大好き。確かに見てのとおり、プロモも相当ハチャメチャですが曲だけ聞いてもスゴイです、この曲。イントロの効果音かなんか分からんところから繋がるツーバスのリズムはちょっとおかしいです(笑)。いや、もちろんドッカンドカンが身上で上手い下手の次元を超えたつっこみのアレックスなんですがこのリズムでのツーバスは本当にライヴでも1曲分最後までもつんでしょうか?とこっちが心配になるくらいのドッタドッタリズムです。いや、ある意味凄いですよ、ほんと。
このプロモはよくある(?)小学校でのお話でマジメな学校嫌いのメガネ君と先生達(VHのメンバー)含めてハチャメチャな学校という設定なんでしょうけどこのテのプロモに当たり前なのですが、なんとなくストーリーがあるようで大してストーリーがなく場面展開でハチャメチャさが伝わりゃいいよくらいなもんです。でも、ここで面白いのはVHのメンバーの小学生版として出てくる子供達がかなり似ているってことですね。特にアレックス役は大当たりです。仕草もかなり似せていて特徴を捉えてて笑えます。
しかし、デイブならば分かりますが他のメンバーも楽しそうにタップダンスや演技をしてるところが微笑ましいですね。それもカッコつけるでもなく普段どおりのラフな感じでやってしまう部分が演奏と同じくヴァンヘイレンというバンドの魅力でしょう。
ちなみにこのプロモでは既にシャーベルではなく、
クレイマーのストラトを使ってますね、エディは。その後でMUSICMANのギターを使っててあんまりエディっぽくなくて、見た目も寂しいなあと思ってたらMUSICMANは止めたようですね。今はシャーベルをまた使ってるのでしょうか?
こんなことをやっているようです。一番最初の白黒ストラトまで売ってますねえ(さすがにFRのようですけれど)。
この曲もそうなんですけど、やっぱりVHってルーツが非常にブルージイじゃないですか。確かに登場時にはそれまでの既成概念を壊したハードロックみたいな部分は音的にはありましたがその楽曲の基本としては結構泥臭い、という(だてにドサ回り時のレパートリーが何百曲もあったわけじゃないってことです)。特にこの曲でも多分指で弾いてるであろうリフの部分とかがアッシにとっては非常に魅力的です。確かにタッピングの強烈さもありますが、それ以外のオーソドックスなフレーズであったりカッティングであったりという部分がしっかりとブルージイに弾けちゃうってところが只の軽業師にならないエディの魅力だと思いますよ。そういう基礎がしっかりしてますもの。そういう部分を飛び越えてトリッキーな部分だけを模倣してテクニックだけを並べてしまうようなギタリストにアッシは興味が湧かないんです。
そして、トリッキーに見えながらもそのようにしっかりとしたギターを弾くエディの上でハジケまくっているデイブの歌という図式こそ、それこそ
Van Halenという気分にさせてくれるし、そういう部分が思い切り詰まったこの曲は非常に楽しめて納得できるナンバーと思ってます。プロモも面白いですから。