この時期になると聞こえてくる......気がする。
The Honeydrippers 「VOLUME 1」
オールディーズをちょっと演ってみたかった
Robert Plantや
Jimmy Pageとか
Nile Rogersが他参加者(
Jeff Beck、Cozy Powell等)と遊んでみましたぐらいな勢いのミニアルバムでしたが、予想したのかしないのかその中の
”Sea Of Love”が大ヒット。しかも、脱力感たっぷりながらも非常に出来が良く面白いアルバムになってしまいました。ま、これだからミュージシャンは止められまへんでえ、と思う反面、しゃかりきにソロアルバム作ったりしても上手くいかないのに頑張らなかった時の方が良い物が出来てしまうという皮肉な結果も受け入れなければなりません。
いや、正直言いますとZEPって楽曲的に凄い曲が多いし、その曲の中ではロバート・プラントってカッコイイけど上手いヴォーカリストとは思わない(どっちかといえば後から出てきたフォロワー達の方が上手いくらい)し、ZEP以外での行き場所って思い浮かばなかったのですが、上手くなくたってこんな脱力楽曲だと相当イイじゃないですか。うん、イイ。
なんか、プラント特有のネバーっとした歌い方がスローテンポのオールディーズに非常に良く似合ってますからね。
David Lee Rothが歌うのもイイですけど、やはり年齢の重ね方でしょうか、枯れ方が良いですから、ネバーっとしてても油っこくなくて聴けてしまいます。良い良い。
別にメインじゃなくていいから、たまにこういう企画盤を演ってくれても良かったと思うのですが。あ、Jeff Beck大先生も1曲参加してますがまあとりたてて言う程のことはないかな。
しかし、全てはやはり終わりに向かっていくんだなあ....と近影を見てしみじみと。