この曲”I Get Around”を聞くたびに思い出す。
The Beach Boys 「All Summer Long」
もうお分かりでしょうが、この曲はあの
「ベストヒットUSA」で必ず流れるブリヂストン(確か)のCMで軽快に流れてたのがもう耳タコ状態で染み付いちゃってるんですよ。レグノだったかなあ、とにかくもう
ビーチ・ボーイズと言えば
”SURFIN' USA”よりも
”California Girls”よりも
”Good Vibrations”(テルミン、テルミン)よりも
”Kokomo”よりも(あ、コレはだいぶ後ですな)といえばコレ!という状態で身体が反応します。単純にカッコイイですしね。
この時代までハードロック&ビートパンクばっかりだったアッシにアメリカン・ポップからある種の先入観を取り除いてくれたといっても過言ではありません。やっぱりそれまではビーチ・ボーイズ=サーファー=
軟派ポップスというイメージしかなかったですからね(ま、決して硬派ではないですけれど)。
あ、ちょいと中断。タワーに行ってきます。
.............。
ちょいと、じゃなかったですね(笑)。帰りました。
このアルバムはビーチ・ボーイズとして6枚目のアルバムで、64年に出たらしいのでアッシの生まれる前ということで殆どが後追いですね(いや、そんなに追いかけてもないですけれど)。ということで、全くリアルでないこともあり、そのイメージから軟派だと思ってたんですね。だってアッシの時代ではサーフィン=ハマトラ(ミハマ、キタムラ)=陸サーファーというコンボでしたから(笑)。いや、ほんと
松田聖子だってハマトラだったんですから。
しかし、この
「ベストヒットUSA」で刷り込みの
”I Get Around”はそんな軟派な似非スタイルのサーファーではなく、真のサーファー=ビートルorホットロッド=フラット4な感じでした。印象的なのは歌のバックで単音で段々デッカクなっていくリバーブなギター。時代的にそんな時代ではなかったと思うのですが、ノリにまかせた録音ではなく丁寧な重ねをしております。そして十八番であるコーラスの盛り上がりはビーチ・ボーイズ一のカッコ良さではないかと思います。
ビーチ・ボーイズと言えばただのポップスバンドではくくれないように、同様なバンドの中でも特にコアな
ブライアン・ウィルソンファンも居ますので、ビーチ・ボーイズ的解説はそちらに任せて、アッシはあくまでもCMでの刷り込みのカッコ良さ!という思い出でありました。
あ、ちなみにビーチ・ボーイズ初の全米No.1だったようです。
で、今日は珍しく映画のDVDを買ってきたのですが、それは実は明日書こうと思うR&Rバンドの話に繋がったりします。でわでわ。