”Break Down The Walls”でっせ。
Stone Fury 「Burns Like A Star」
01: Break Down The Walls
02: I Hate To Sleep Alone
03: Life Is Too Lonely
04: Don't Tell Me Why
05: Mama's Love
06: Burns Like A Star
07: Tease
08: Hold It
09: Shannon You Lose
本当にAmazonにもないですよ、の
Stone Furyです。
ヘヴィメタル時代から既にLAメタルなる派手派手速弾き時代へと移行していた頃に突如として見た目よりもハードロック然とした楽曲の良さで登場したバンドです。後に
Kingdom Comeを造り上げてしてハードロックの王道を歩もうとした
Lenny Wolf(レニー・ウルフ)がドイツからやってきて、USAでメンバー見つけてデビューを果たしました。まあ、レニー・ウルフ自身にはやはりヴォーカリストとしての力量があるのでそこでアルバムデビューへの道は開けたんでしょう。確かにデビュー曲である
”Break Down The Walls ”はなかなかドラマチックな良いハードロックでしたし、MTVでも結構なヘヴィローテーションでプロモも流れてました。(あの、レニーがルフトハンザでアメリカに来てメンバー探してホールでライブを行うというドラマ仕立てのヤツですね)
実際はこのデビューアルバム自体なかなか良い出来で、結構売れもしたんじゃないか?と思いますが、やはりバンドとして0からのし上がってきたバンドではない急造チームなので、こじんまりとまとまってはいますがスタジオミュージシャンが集まって作られたアルバムと対して差がないのではないか?と思えてしまいます。
ウリものとしてはレニー・ウルフと並やや上の楽曲しかないので、1stアルバムで勢いはとまってしまい、先述のようにレニーはKingdom Comeを結成してロバート・プラント真似っことしての名声を得るのです(笑)。ま、最初っからプラントっぽくはありましたが、楽曲がZEPっぽくはなかったのでそんなに目立たなかったんでしょうね。評論家からは散々の言われようのKingdom Comeでしたが、アッシはそんなに悪くないと思ったしプラント・フォロワーなんて今に始まったことじゃあないし、上手いんだからイイじゃんくらいに思ってたのですがね。
廃盤となっている状況は少し惜しい気がしますし、あのプロモももう一度見てみたいと思わせる、そんなストーン・ヒューリィなのでした。