これぞ、グレイテスト・ポップ。
The Bee Gees 「Number Ones」
本当にこれ全部1位だったんですかあ!!!。ということで驚くなかれ、まだまだ他にもナンバー1ヒットがあるらしいですぞ。オーストラリア時代を合わせるともっと凄いらしいです。そういえば
”Melody Fair”(小さな恋のメロディ)も入っていませんね。
結構ヘヴィ&ハードなROCKが続いたので、ここらで息抜き&癒しを兼ねて奇麗な歌を、と思い取り出したこのアルバム。一足先に天国へ行ってしまった
モーリス・ギブの追悼盤ともなっているようです。
アンディも逝ってしまったし(直接ビー・ジーズではないけれども)、兄弟残り2人になってしまいました。
しかし、素晴らしくキレイなファルセットとコーラスでうるさく思える曲など1曲もないところが徹底しています。どんなに頑張っても
”Stayin' Alive”か
”Tragedy”かというところ。後年いっぱい出てくるハードめなバラードを得意とするバンド連中(
REO Speedwagonや
Foreigner他)とはさすがに品格が違います。ま、そっちはそっちで好きですけどね。
こんなにナンバー1があるのかと疑いつつ聴いたとしても、それは納得がいくところです。だって、どの曲だって必ず聴いたことがあるんですもの。こいつはやはり凄いです。もう偉業と言ってもいいくらいなもの。それにも増して感心するのが兄弟でこんなにも長い間活動し続けるというのが本当に尊敬ものです。どうしてこんなにプロフェッショナルにやっていけたのかが不思議でもあります。だからこそ、このギブ兄弟(3人+1人)が揃って歌うところがもう見れないというのは悲しくも勿体ないことだと思えてしまいます。
このアルバムの中ではやはり特に奇麗な
”How Deep Is Your Love” (愛はきらめきの中に)が良いですねえ。心洗われるようです。あと、大好きなのがこのアルバムには収録されていない
”First Of May”(若葉のころ)(ナンと!小さな恋のメロディで69年!!)ですね。
いや、心地よいし暖かいです。オヤスミナサイ。