いや、大した驚きじゃあなかったんですけど(笑)
Stryper 「The Yellow and Black Attack」
確かこの方達も、
LAメタル末期の頃に登場してきたような記憶があります。いやあ、もう目がチカチカ。今になってその写真を見ると歳取った眼にキビシイくらいの黄色と黒のコントラストがせまってきます。向こうじゃあどうか知りませんが、日本ではどう見たって道路工事のお兄さんバンドに見えてしまいます。クリスチャンバンドとかいう変テコな売りでしたが、そんなものは最初の紹介記事のトピックくらいにはなったかもしれませんが、あまり関係なかったような気はします。
最初聴いた時に思ったのは、意図してかなにか分かりませんがスタジオ盤(6曲入りのミニアルバム)だっていうのに非常に音が悪かったということ。インディーズ(これもそうだけど)の
Motley Crueや
RATTの方が全然音が良かったですよ。なんかバランスが変なんですよね。耳に聞こえてくるのはギターとスネアばっかり。そのギターの音もなんか歪み系のエフェクトかけ過ぎ(ラインか?)で非常にか細い音のくせに音量はデカイので変な感じです。ルカサー系の遠い音っていうのともちょっと違う(十分遠いけど)。そいでもって、バスドラの音やベースの音が殆ど届かないので、最初はギターとドラムの上にヴォーカルかぶせたのか?と思ったくらいにキビシイ音質でした。うーむ。
で、一体何に驚いたのかというと、タイコの人(すんません、メンバー名知りません。調べてみてください)のシンバルの入れ方。この人変わってますよねえ。通常、アクセントとして使うシンバルは一拍目もしくは三拍目にくるんですが、この人結構それがバラバラなんです(あ、なんか変テコなエロ小説みたいなフレーズだ(笑))。しかも、二拍目に打っちゃったりすることが非常に多い。いや、曲中でインパクト付けちゃうよおみたいに入れるわけではなく始終二拍目とかに来ちゃうんですよお。これは違和感ありました。これが驚きなんです。って流して聴けば気にならないのでしょうか?。アッシは一発目で気になってしまったために、このバンドを聴くと必ず”変なシンバル”っていうのが頭から離れず常に尋常ではいられなくなるんです(笑)。
きっとギターとかも上手いんだろうし、曲の構成も含めてよく考えているみたいで
”Loving You”とかはキャッチーで良いかな?とも思ったんですが、その音質と、何を歌っても同じに聞こえるヴォーカルさんの声にてあんまり面白みの薄いバンドだなあ、って思ってしまいました。いや、今聞き直してみるといくつかの発見もあったりはするんですが、それとて大まかな印象を覆すほどのものではありません。
でも、コーラスが上手いのはさすがクリスチャン・バンド。聖歌隊で鍛え上げた成果でしょうか(笑)。
この後の2枚目かな?。いきなり、ブラッド・ギルスのようなアームアップを多用したギターになっててそれもビックリ(このアルバムではほぼアーミングが聴けないので)した覚えがありますね。