うおー、4回目の書き直しだあ。
Everybody's All-American (1988):熱き愛に時は流れて
主題歌の話です。
この映画は正直長過ぎると思う。いや、実際の上映時間よりも見ている時間が非常に長く感じられる冗長な映画ということだ。
Dennis Quaid、Jessica Lange、Timothy Huttonという役者を要しながら、人生を長く長く追い続けるという壮大なテーマながらも出来上がりは非常に厳しい。
きっとリズの「ジャイアンツ」(James Deanいいですねえ)みたいなものを描きたかったのかな?とも思うけれど、都会のフットボール・スターとテキサスの大地主とじゃあスケールの大きさも違うのに同じものを追いかけようとしているので結果的に冗長になってしまっているのが見ていてツライのである。でも、しつこいようだけど本日の話は映画の話じゃあない。
D'Atra Hicks (with Evan Rogers) ”Until Forever”
主題歌
”Until Forever”を歌っているのがこのD'Atra Hicks。彼女はそれほど知名度もないと思うし、僕自身これ以外のアルバムを知らない。きっと映画の主題歌を歌っていることよりも、ミュージカル
「Mama I Want To Sing」の主役を射止めたことの方がより知られていることだろうと思う。
バラードは結構よく聴いてきたのだけれど、やっぱりバラードの中でも王道というのがデュエットというヤツでしょう。そしてこの”Until Forever”ももちろんデュエットでしっかりとした王道パターンである、しっとりとした歌い出しと後半に向かって盛り上がる構成は踏襲しているが、ライオネルのリチ男君みたいなくどさやダイアナのロスさんみたいな感情入り過ぎでちょっと限度を超えてる部分もなく盛り上がりつつゆっくり聴ける。ただ最後の方にゴスペル育ちがうかがえるシャウトが少しうるさいかもしれないけれど。
そして、アルバム全体ではかなりの質の高さがうかがえるのはナーラダやニック・マルティネリとかが関わっているのでやはり、と思える出来なのである。一聴の価値あり。
しかし、なぜか今日はSafariの調子が悪く3回も落ちたぞ。