エモ、エモってなんだよ。Rockでイイじゃん、Beatでイイじゃん!。
Quietdrive 「When All That's Left Is You」
グランジの時にも思ったのだけれど..........。
最近、
『エモ』って言えば何かと流行りの音だしキャッチーだしすぐ入り込めるし、といった売り言葉になってるけれど、これは古くはヘヴィメタルの時にもニューロマの時にもグランジの時にも感じたうさんくささを思い出させてくれてしまう。そういったキーワードで飛びつかせる側も飛びつく側も非常に楽チンな部分があるし、そのキーワードにのってればハズさないしというのがあるかもしれないし、それがジャンルなんだ!と言ってしまうそのやっつけ方には全くもって付いていけない。
いや、そんなことをここで書き出す時点で『エモ』に付いていけないオヤジなのかもしれないが......(確か『グランジ』の時も同じ思いをしたなあ)。
まあ、そんなキーワードでくくられるとちょっと斜めから見てしまいそうだが、そんなので聞き過ごしてしまうのには勿体ないバンドが最近いくつかはある(
Johnny Boyは違う!)。先日
ココで書いた
The Frayもその一つだし、ちょっとパンキッシュだが
MorningWoodなんかも魅力的だし、この南から来た
Quietdriveもそう。
ちょっと可愛さを強調した(多分、楽曲との差をアピールしたいのか?)見た目はどうかと思うが、そのサウンドも曲もこれまた歌(ヴォーカルの声)もなかなか良い。僕的には印象的なギターのコード一発と歌から響く声があればワリとどんなサウンド(PopなものからHeavyなものまで)でも気に入ってしまう方なので、このバンドも既に1曲目から気に入った。
”Rise From The Ashes”イイじゃないか。The Frayの
”Over My Head (Cable Car)”ほどではないけれどそんなに負けては無いんじゃないか?(The Frayは本当に良過ぎて疑ってしまうほど)。そして、淡々Beatから一転する
”Take A Drink With Me”(それでも十分サビはキレイなんだけれど)もキャッチーでなかなか良い。惜しむらくはドラムがもっと気の利いたBeatをビシッと打ち出してくれたらもっともっと良くなると思うくらいか?。うむむ。あ、あとなぜかなぜかのシンディ・ローパーカヴァーもまあまあだと......思うよ。
最近はその『エモ』のせいかこういった適度にハードでキャッチーなバンドが面白いし、数が出てくるだけあって本当に良いバンドもなかにはある。結構今のシーンも見直してみると面白かったりもするのだ。(但し、年齢層のせいかこういう現在進行形なバンドや音に対してのコメントがほぼなかったりもするのだけれど....笑)
まあ、本音を言えば真打ちを超えるようなもっとワルの匂いのする新しめで面白いヤツらももっともっと勢いをつけてほしいのだけれど。