たまたま出て来たのよ。
Rainbow 「Long Live Rock 'n' Roll」
こんな曲が自分のiPodに入っているなんざ夢にも思わなかった。
先日、iPodの整理をしたのに途中で面倒くさくなって(笑)、適当にPlaylist単位でのリンクをバシバシ選んでしまった、というのが原因だろう。
そこで、今日は何気なく珍しくも全シャッフルで聞いてたところに飛び込んで来たのがこのタイトルチューンの
”Long Live Rock 'n' Roll”。うう、なんか非常に古さを感じる。ハードロックなのになんか中途半端なキャッチーさもあれば、非常になさけない録音技術によるものなのかしょぼい!しょぼ過ぎる。せっかくのお気に入りBOSEのヘッドフォンの低音威力をもってしても悲しい限り。逆にそんな音だからこそ曲の単調さも目立つ目立つ。あのズンズジャーズンズジャララ、ズンズジャーズンズジャララ、のくり返しがまるで呪文のように耳を襲ってくる。ああ。
でも、なんか久々に聞いたせいかすごく懐かしかった。その後すぐに
”Kill The King”や
”Stargazer”(これは違うアルバムだけれども)を探して聞きましたとも。これらの曲の方がスピードとゆったりとした横ノリのせいでズンズジャーよりはましだったかもしれないかな?。
で、以前にも書いたとおりこの
Richie Blackmoreオジサンもその数多いフォロワーもあまり受け入れ難いこの僕なんだけれど、しっかりと通過してはきているし、やはりハードロックリスナーと言えば誰もが一度は通る道(今は違うのかな?)なので耳にはこびりついている。で、このバンドではRichie Blackmoreオジサンは結局は多少は売れるキャッチーな路線を見つけたかったのだろうか、実は何をやろうとしていたのかはほぼ一貫性のない活動からは読み取ることも出来ないが、いくつかのハードロックアンセムを残すという功績は果たしたようだ。と、個人的には思う。(但し、正直な所
AC/DCの
”For Those About To Rock (We Salute You)”はまごうことなきハードロックアンセムと言えるし、個人的には
”Rock The Nation”(Montroseね)とかを堂々とロックアンセムには出来ても
Rainbowはちょっとキツイ)
しかし、そんなハードロック的存在感があるのはもちろんそのBlackmoreオジサンのギターの賜物ではなく、一重にハードロックヴォーカルの権化である
Ronnie James Dioの歌によるところが大きいのは誰もが認めるところ。個人的にはDio御大はこのバンドよりもBlack Sabbathの方が脂ものってて実力も遺憾なく発揮されているとおもうのだけれど(絶対的に「Heaven And Hell」はハードロックの名盤。ていうよりもハードロックというものの代名詞)。
この3枚目のスタジオアルバムでは既にあの
Jimmy Bainも居なくて以下の布陣。
G:Richie Blackmore
V:Ronnie James Dio
D:Cozy Powell
B:Bob Daisley
K:David Stone
あれ?Cozyってここからの参加だっけかな?。その後もこの世界でしか生きられない人々の集まりって感じ。いや、このバンドを経たからこそだったのかもしれないが。
ということで非常に懐かしい曲に出会ったのでそんな雰囲気で書こうかとも思ったのだけれども書いてみればこんな書き方。うーん、褒めてない(笑)。
ただ、自分と同世代もしくはちょい上の世代でこの音にのめり込んでいったハードロックファンは非常に多いと思う。そういう意味で懐かしさが非常に蘇えると同時の過去の批判根性も蘇ってしまった、というところか。