突然変異的一曲
Girlschool 「Take a Bite」
Girlschoolは本気のオンナBANDだ。色気とかそんなものになりふりかまわず、ヘヴィな音を作り上げるホンモノのロッカー。ルックスやオンナを売り物にするとか男勝りとかそんなGirlsBANDの常套句が付けられようが付けられまいが意に介せずヘヴィな音を出し続ける本物。カノジョらにはオンナッ気を期待しようものならケツを蹴り上げられてしまうくらいのストレートなRockを演ってくれる数少ないバンドである。しかも、恐ろしいことに現役らしい。あ、僕の愛しの
Kelly Johnsonはこのアルバムのとっくの前に居なくなっているけれど。
この
「Take a Bite」というアルバムは、
Kim McAuliffe vocals, guitar
Denise Dufort drums
Chris Bonacci lead guitar(?)
Tracey Lamb bass
というかなりマイナーな時期のリリースで、僕自身も殆ど歯牙にもかけないアルバムなのだけれど、そんな中で突然変異的にぶっ飛ぶ一発になっているのが
”This Time”という曲。
ヘヴィなミドルナンバーでブルージィにフィーチュアされるギターも曲自身のノリも含めてエラくカッコイイ。なんで、こんなナンバーがいきなり飛び出るんだ?と不思議になるくらいにカッコイイ。こんな曲がKelly在籍時にあればもっとメジャーになってたかもしれないのに....。
この曲は本当に普通のハードロックバンドの曲としてもかなりカッコ良く、ハードロックBest100を僕自身が選ぶとしたら絶対に入れても良いくらいの佳曲なのだ。キレのいいミドル・ナンバーが好きなハードロック・ファンにはぜひとも聴いておいて欲しい一曲。
(Kelly Johnson在籍時)