やっぱりSlashは良いね。
Velvet Revolver
「Libertad」
ハードロックファンなら既に完璧ヘヴィチューンになっていると思われる
Velvet Revolverの新作
「Libertad」(スペイン後で”自由”らしい)。もう、端的に言って
Slashは相変わらずの最高さである。もう、誰がなんといっても現在の
LesPaul使いではナンバー1の座は揺るがないだろう。もちろん、僕自身も全く異存はない。というより、あの時期にリアルに初めて
”Sweet Child O' Mine”のプロモを見た時からそう思っているのだ。そして、その思い入れも強すぎて、彼のプレイ初体験の印象も強すぎて、未だに真打ち
Guns N' Rosesに対してはライブも含めて殆ど書けないでいるくらいだ。
ただ、あの5人のインパクトに比べればその後のスラッシュの歩みについては落ち着いて書く余裕はある。Velvet Revolverは確かに良いRockバンドではあるのだけれど....。(それはもちろんフロントマン
Scott Weilandによるところが大きい)
しかし、今の時代はガンズが出てきた頃に比べれば俗に言うBADBOYS的バンドの真打ちも居なければ、同様のバンドが多い分このテのRockバンドの存在価値自体が大分リーズナブル(チープ?)になってしまっているし、そこらへんに居るアンちゃんが普段着でハードなロックをしてしまってさらにそんなバンド達がRockFesのトリをとってしまうくらいのある意味Rockが身近になり過ぎてしまっている。
但しこのVelvet Revolverが痛快なのは、そんな周りの状況なんてクソくらえとばかりに突き抜けたハードなRockを聴かせてくれることだ。Scott Weilandは確かにカリスマ
Axl Roseに比べるべくもないが、このアルバムは非常にバンドとしてのバランスも良いし
Aerosmithのよう(語弊があるかもしれないが)に売れ線を狙うために外部の血を入れたりすることもなくハード&良質な本物のRockを聴かせてくれている。
”Can't Get It Out Of My Head”だってキャッチーではあるがカンペキな彼等流のRockが芯にはあるのが聴こえるはずだ。
しかししかし、Slashのギターは本当に本当にカッコイイ(
”Spay”のドライヴっぷりとかたまらん)。Rockギターの何たるかを、LesPaulの何たるかをよおく解っている。うん、素晴らしい。
(おお、後ろにいるのは.....)