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大師匠にしては豪華な Elvis Costello「Spike」
やはり、大師匠でないと........。
Elvis Costello「Spike」

 大ワーナーの影響か、このアルバムが出た当時は音の豪華さに大師匠らしいセコさが無くてちょっと笑いもしたし話題性(The BeatlesThe Pretenders)も先行して心配したりもしたけれど、今聴いてみるとやっぱりどう転んでもElvis Costelloそのものの味付けになっているし完成度も高い作品「Spike」

c0045049_1844731.jpg この時期、Paul McCartneyとの絡みが多くてこのアルバムではトップのベース(Rickenbacker!)から始まり共作なんかもしてしまっている次第。だからというか大師匠だけだと、もっともっとヒネリが加わるポップさもある意味ストレートに感じられてその分完成度も高く聴こえるしウケもいいのだろう。その共作(Hofner Bass!!)である”Veronica”はフジテレビ「とくダネ!」のオープニング(まさか選曲は小倉さんじゃないよなあ)にも使われてしまうくらいだから。(The Attractions名義じゃあないしね)

 初っ端の”This Town...”もいきなりイントロからElvis Costelloらしからぬ幕開けだがやはりギターが鳴りだすとそこは大師匠の世界が繰り広げられる。これは他の誰にも作り出せないElvis Costello的感覚世界になってしまうのだ。
 そして、ワリと素直にじっくり聴かせる曲が多いのもこのアルバムの特徴で、控えめなホーンが味を出す”Deep Dark Truthful Mirror”や物悲し気な”God's Comic”Mark Ribotのバンジョーが効く)、ワルツのリズムに乗る”Tramp The Dirt Down”、僕的名曲”Satellite”Chrissie Hyndeのコーラスも素晴らしい)、”Baby Plays Around””Last Boat Leaving”等2曲に1曲がスローテンポもしくはバラードといった選曲で、歌手Elvis Costelloをクローズアップしている。しかし、一筋縄にはいかない大師匠のことなので本気で歌アルバムを出してたつもりなのかジャケットのようにあくまで大ワーナーに入っての道化として出したのか、思わず聴くこちら側も深読みしてしまう作品である。


 まあ、邪念なく単純にストレートな良品(Elvis Costello的物差しにおいて)として聴くだけでも楽しめるアルバムではある。
(今になってみれば僕自身もかなり耳に馴染みが深いから)
by biturbo93 | 2008-02-11 18:05 | MUSIC_BEAT
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