この瑞々しいチープさは嫌いじゃなかったのに.....
Dio「Holy Diver」
Vivian Campbellです。そう、ヴィヴィアン・キャンベル。そういえば彼も出てきた当時はレスポール使いだったなぁと思って懐かしく聞き返してみた。いやあ、今のブルージィとか言われてしまう
Def Leppardの立ち位置とは全く違うこと。まあ、どちらかというと僕自身もヴィヴィアンというとこの
Dioで出てきた時のイメージが焼き付いちゃってるんで、現在のプレイの方が違和感アリアリなのだけれど。
今の相棒
Phil Collenも
Girlで出てきた当初は速弾き&トリッキープレイという印象があって、そういうタイプの居なかったデフ・レパードに新しい風を吹き込んだはず。そして、今やバンドのメイン・ギタリストとなってギターの要となってからもソロ・プレイの中心は変わらない。しかし、Vivian CampbellもDioで出てきた(いや、その前になんかバンドを聴いたんだけど失念)時はトリッキーではないものの、もう勘弁というくらいの弾きまくり野郎だった。とにかく、速く速く埋めて埋めてと何かに取り憑かれたように楽曲のイメージもくそもなく弾きまくっていた。もちろん、スロー&ミドルテンポに至っては(2作目はまだマシになったが)ちょっとどうなの?という思いで聴いていた記憶がある。
しかし、なぜかそんな弾きまくり(基本的に速弾きプレイヤーは好みではない)なVivian Campbellなのに、その若さゆえの思いきりの良さやスッカスカな音に対して逆に好感を持っていたのも事実。なんか、聴いていて小気味よさを感じてしまうくらいのスッキリ感が彼のプレイにはあったのだ。そして、その時期には珍しくその音はレスポールから出していた、と。(レスポール使いに甘過ぎですか?笑)
そんな思い切りの良さがバンドを変遷するたびに消えてしまったのが成長と思えども多少の寂しさを感じてしまう。